コハルとデジタルパパと双子姉妹の暮らし

オシャレ大好き主婦のコハル・仕事人間のデジタルパパが、双子姉妹に振り回される毎日を記録します

育児してると何もできずに1日が終わる?そんな人にタイムマネジメント。

こんばんは、デジタルパパです。育休が始まって1ヶ月が経過しました。当初、育児の合間にブログを書こうとか、スキルアップするために読書をしようとか思っていたのですが、全然できていませんでした。

そこで、まずは時間の使い方を考え直そうとタイムマネジメントの本を1冊読んでみたら、とても良い本だったのでご紹介します。Amazonで★4.5と高評価です。

今回ご紹介する本は「実践!タイムマネジメント研修」(著者:坂本健)。

あっという間に1日が終わってしまうと思っているママさん、仕事で帰りが遅くなっているパパさんに参考にしていただければと思います。

以下、読書しながら個人的にメモをしたものなのでわかりにくいと思いますが、ちょっとでも興味をそそられたら是非読んでみてください。Kindle限定の本ですが、たった179円とは思えない価値がありますよ。(KindleUnlimitedなら無料で読めます)

はじめに

この本は、様々な企業の現場の運用を改善するコンサルタントが書いています。様々な企業でトップの成績を叩き出す人々を観察し、彼らの行動を再現するための方法を小説形式で語ります。

効率よく仕事を進める人と、そうでない人は何が違うのか。

単純なテクニックの紹介でなく、「普通の人はこういうふうに考えるようにできている、それを変えるためには」と、原因から順番にテクニックに落とし込んでいるためスッと頭に入ってくる。

例えば、30分後に来客があるとき、普通の人は「30分じゃ何もできないなー、と思ってデスクの掃除など仕事以外の行動をしがち。30分しかない、というのは思い違いだ。なぜなら・・・」といったストーリーが展開される。

限りある時間をフル活用する方法

クラスタリング(細分化する)

「限られた空間や時間を最大限有効に使うためには、少数の大きな塊を詰め込もうとするよりも、小さなかけらをたくさん詰める努力をしたほうが良い」

Q.タスクを処理する際に時間をフルに活用できていないのはなぜか。 -タスクの大きさがわかっていないから -タスクを大きいまま処理しようとしているから →細切れの時間を活用できず、まとまって残業することに。。。

対策 -タスクのサイズを見極める(シッカリ把握しないと過大評価しがち) -タスクを細分化する(まとまった時間がなくてもできるようにする) -スキマ時間を有効活用する ※タスクを細分化し、空いた時間に自由に配置できるなら、理論的には全て稼働時間にできる。

ここでありがちな問題は「スキマ時間では大したことができない」という「思い込み」。 十分な時間がなくても、途中まで仕事を進めれば、それは確実な前進である。

・アタマの立ち上げには何分掛かる?

一般的なイメージでは30分くらい進めてからエンジンがかかると思い込みがち。 しかし、実は5-10分でエンジンはかかる。 スキマ時間だと思っていた30分は、実は仕事に取り掛かってみれば結構進む。

・立ち上がりを早めるためには?

いつもの習慣が立ち上がりを遅くしているかもしれない。(メールチェック・掃除など)。 気持ちを切り替えるルーティンを作ること。 ルーティンはタスク整理がオススメ →タスクを重要度×緊急度のマトリクスで振り分け、その中から本日のメインタスク/サブタスクを決める。

必要な仕事を見極められると「やらないでいい仕事」が消滅する。

上記ではタスクを分解し、効率的に進める方法を論じたが、そもそも「そのタスクは必要なのか?」を見極められると、タスクのサイズ自体が大きく変わる可能性がある。

・過剰品質を避けよう

誰かからタスクを振られたとき、期待値をキッチリとすり合わせること。 成果物のすり合わせが曖昧なままでは、私たちは「出来る限りのことをしようとする」。 ex.集計しておいて、と指示されたのにグラフまで作るとか。 さらに、私たちは引き算が苦手なので、次回以降もグラフをつけて提出する。 こうして「余分な仕事」が増え続ける。

・私たちは曖昧にやりとりをする。

適切に仕事の要件や目的、ニーズを捉えるにはどうしたらよいか。 →使うべき言葉は -例えば、具体的にはどのようなものですか、他にはどんなものがありますか -つまり、こういうことですね -ならば、こうしてはどうですか? 上記のプロセスなら、指示者の意図を明確にし、認識をあわせ、提案ができる。

・抽象的な目標を具体的にするには?

抽象的なフレーズ「促進・推進・強化・向上・改善・徹底」など。 このような場合に確認するのは -What kind of(どんな)種類を具体化する -How much(どのくらい)尺度を具体化する

・必要とは何か?

過剰品質を避けて、効率よく仕事を進めるには「必要な程度」を見極める。 そもそも必要とは何か? 必要=不可欠。なくては困る状態。ないと目的を達成できないもの、 ex.営業車がなくて、車の価格以上にチャンスロスしているなら「車は必要」。 困らないけど欲しいものは「願望」

・目的の確認をすること

仕事はメンバーへのタスクの振り分けを経ることで、目的が不明瞭になる。 常に「一番最初の目的」を見失わないことが大事。 ex.商品開発部長:(目的)クライアントに新商品のアンケートを行いたい→(指示)メンバーにクライアントリストを作成 メンバー:(目的)クライアントリストの作成 ※この時、新製品の性質がわかっていれば適切なクライアントリストの作成ができるが、わかっていなければ「全クライアントリスト」が作成され、過剰なリストの作成時間が消費される。 目的を確認するには「なぜ」を繰り返し、最初の目的までたどり着くこと。

■デジタルパパがこの本から取り入れること

・緊急度×重要度のマトリクス+本日のメインタスク・サブタスクの枠を書いた紙をプリントアウトしてデスクに置く ・30分しかない、ではなく30分もあると考える ・曖昧な単語を具体化するよう癖づける

以上、デジタルパパでした。