こんばんは、デジタルパパです。28年度の確定申告に行ってきたら発見がありました。
私は、2016年に中古マンションを購入し、入居前にリノベーション(フルリフォーム)。 住宅ローンは購入&リフォームで1契約としました。
中古物件の住宅ローン控除は「期末残高の2000万円以下の部分の1%」となります。ウチでは28年度の住宅ローン期末残高は2000万円以上なので、20万円が減税されるものだと思っていました。ところが、確定申告してみたら20万円を超えて、もう数万円戻ってきました。
得した気分!
なぜそんなことが起きたのか。まぁ私が無知だっただけなのですが、モデルケースで説明します。
モデルケース
中古マンションの価格が3000万円、リフォーム費用が500万円とし、住宅ローンを3500万円借り入れ。年度末までに元金100万円を返済し、期末残高が3400万円であったとします。
この場合、マンションとリフォームそれぞれに住宅ローンの控除が適用できるのです。(重複適用と言います) 税務署で相談したところ、下記のように計算されました。
【税務署で計算してくれたもの】
項目 | 購入価格 | 期末残高 | 控除額 |
マンション | 3000万円 | 3000万円 | 20万円(2000万円以下部分の1%) |
リフォーム | 500万円 | 400万円 (100万円返済) | 4万円(400万円×1%) |
合計 | 3500万円 | 3400万円 | 24万円 |
このケースでは4万円多く戻ってくることになります。教えてくれた税務署のお兄ちゃんありがとう!
ただ、ちょっと腑に落ちないところがあるのです。 なぜ、返済した100万円分は全てリフォーム費用から引かれたのだろう。マンションから引いてくれたらもう1万円トクなのに。
【こうできれば理想!】
項目 | 購入価格 | 期末残高 | 控除額 |
マンション | 3000万円 | 2900万円(100万円返済) | 20万円(2000万円以下部分の1%) |
リフォーム | 500万円 | 500万円 | 5万円(500万円×1%) |
合計 | 3500万円 | 3400万円 | 25万円 |
今後10年間にわたって控除されるものなので、理想のパターンで計算できたら数十万円の差額がでます。私は来年確認してみます! まだ確定申告されてない方は参考になさってください。
参考になるサイト
住宅ローン減税について(http://www.flat35.com/user/helpful/kakutei1.html):住宅金融支援機構
「住宅ローン控除」って? 「住宅ローン控除」とは、マイホームを一定の条件のローンを組んで購入したり、省エネやバリアフリーなど特定の改修工事をしたりすると、年末のローンの残高に応じて「税金が還ってくる」制度のことです。 この制度の適用を受けるには、所得が3,000万円以下であることや返済期間が10年以上の住宅ローンであることなど、いろいろと要件がありますが、要件に当てはまる方については、ざっくり言うと、10年間、ローン残高の1%に当たる税金が還ってきます(平成28年に家を買った場合)。 住宅ローン控除の詳細な説明はこちら 引用元: 住宅金融支援機構