こんにちはデジタルパパです。育休を取得したことで「イクメン」とチヤホヤされることが多くなりました。そんな私にパパの自覚をもたせたのは何か。
それは妊娠初期から続く妻からの波状攻撃のような働きかけです。8つご紹介します。「パパにちゃんと育児参加してほしい」とお考えの妊婦さんの参考になれば幸いです。
1.エコー写真を見せる&動いているところを楽しそうに語る
初めて我が子の姿を見るのはエコー写真ですよね。まだヒトの形になっていない、白いマル。その中で心臓がチカチカと動いているのが見える。少し成長してくると、なんとなーくヒトの形になって手が見えてくる。動く。
そんなのを語られてしまうと見たくなるじゃないか。ということで妊婦健診に同行することに。
この「動いてる」を見せてくれたのが最初のきっかけだったと思います。白黒のエコー写真だけではわからない、エコー撮影中のリアルタイムな動画の圧倒的なメッセージ性。
妊婦さんがお読みの場合は是非最初のエコーを見た時の感動をご主人に伝えて、妊婦健診に同行してもらってください。私はエコー見るのが面白くて毎月一緒に行っていました。
2.一緒に使える妊娠アプリを紹介する
妻から紹介されて2つのアプリを使っていました。正確に言うと、知らない間にスマホにインストールされていました。
・トツキトオカ
http://www.totsukitoka-apps.com
自分で胎児に名前をつけて、その子が毎日話しかけてくるアプリ。妊娠中に機能追加されて双子に対応するようになりました。双子ってわずか2%程度なので、ビジネスで考えると対応されないことが多いので、なんか嬉しかったなぁ。
・パパninaru
https://eversense.co.jp/product/papaninaru
その週のママに起こりがちなトラブルなどを、パパに「こんなことに気をつけてあげてね」と色々な情報を伝えてくれるアプリ。情報のアップデートが週1なので若干物足りなさは感じたものの、参考になりました。
3.妻からの怒涛の育児情報
双子はハイリスク妊娠なので不安になって色々と調べたらしく、とにかく育児関係のニュースがLINEにバンバン届きます。いつの間にやら私にも相当な知識量が。信憑性の怪しいWelq情報なんかも。。。mamariなどのアプリを使っていたよう。
4.胎動
やっぱりコレですよね。かすかに手のひらに伝わるポコッとした感触。双子だと、左右で動き方が違うのもの面白かったです。どんどん力強くなっていくのも成長を実感できましたが、やっぱり初めて「動いた」と実感した時は言葉にできない感情が湧きました。
5.3Dエコー撮影
お世話になっていた病院は普通の白黒エコーだったのですが、世の中には3Dエコーなるものがあり、赤ちゃんの顔が立体的に見えるらしい。撮ってみたい。そんな話を妻から聞いて、色々検索してみました。
クリニックによって料金はバラバラ。クリニックAでは7500円、双子なら15000円。クリニックBでは18000円、双子は不明。クリニックCは単胎でも双胎でも5500円。ということで、当然クリニックCに。
お世話になったのは横浜の的野ウィメンズクリニック。キレイで良い病院でした。
https://www.matono-womens.com/treatment/ninp/4d
顔の前に手があったりするとなかなか顔が映らないのですが、幸いにも2人とも撮影することができました。エコー写真を家族に送っては「2人目はオレに似てるかも!」などと盛り上がったのは良い思い出です。
6.出産
妊娠33週目、午前3時頃、「破水したかも」と不安そうな声。登録していた妊婦タクシーを呼ぼうとしたら「営業時間外」との無情な機械アナウンス。119に相談してくれたら来てくれる、とのこと。電話してからわずか10分。日本の救急体制ってすごい。
入院セットは準備済だったので、タンカで運ばれる妻の後ろを大荷物でついていく。
病院で診察されるなり「緊急帝王切開します」と、色々と手術同意書を渡される。手術室が空いていなかったので3時間ほど待機。気持ちに余裕がでたので写真撮影して家族にLINE。看護師さんに「余裕あるわねー」と笑われた。
手術が始まって1-2時間ほど経つと、帝王切開で娘が取り出される。手術室からNICUに搬送されるあいだの1分だけ、保育器の中の娘達と初対面。肺機能ができあがってるか微妙な週数だったけど、産声を上げたそうで一安心。ついに産まれたんだなぁ、と感動。
もう数時間待って、手術を終えた妻はけっこう失血して白い顔。よく頑張ってくれました。
私は3人分の入院手配でバタバタ。娘達の入院は「書類が全部2人分で面倒くさい。保護者欄2回書く必要あるの?」といったネガティブな気持ちも。。早朝からの対応で疲れはてて帰って寝る。
7.NICUでカンガルーケア
カンガルーケアとは?
カンガルーケアとは、分娩後すぐにママの胸の上で赤ちゃんを抱っこし、哺乳させたり、触れ合ったりしながら、しばらくの間一緒に過ごすケア方法です。「カンガルーマザーケア」「Skin to skin contact(直肌の抱っこ)」と呼ばれることもあります。 このケア方法は、1979年に南米コロンビアで新生児ケアにあたっていた2人の小児科医によって始まったもの。当時コロンビアでは、経済危機のため十分な新生児医療が提供できず、保育器も不足していました。そこで、母子の愛着形成を図ることと、保育器の代わりにと緊急的な対処として行われたのがきっかけといわれています。 日本で行うカンガルーケアには、こういった救命が第一の目的ではなく、母子関係の強化が主な目的であることがほとんど。もともとは低出生体重児を対象としたケアでしたが、さまざまな効果が認められたため、正期産の母子へのケアとして取り入れられています。 出所:こそだてハック(https://192abc.com/42701)
これ、すごく良かったです。病院で「お父さんもやってみます?」と2000グラムほどの小さな小さな娘を胸の前で抱きます。自分の体を支えるチカラもない娘を、胸の前にペトッと乗せる感じ。顔が変な方向を向かないように、呼吸が苦しくないようにハラハラしながら。
自分の上で、一生懸命いきている。守ってやらないと、という決意がフツフツと沸き上がる。
8.ミルクをあげる
NICUでは哺乳瓶ではなくて、胃まで通したチューブでミルクをあげていましたが、少し成長したところで哺乳瓶でミルクをあげることに。ほんの20ccのミルクを頑張って飲む姿は、母性本能ならぬ父性本能を呼び起こします。
こんなプロセスの中で育休を取ることを考え、取得に踏み切りました。この記事の執筆中も、後ろで娘が喃語を喋っていますが、この数日で急によく話すようになりました。こんな小さな変化をパパとママが共有できるのって良いですよ。